仕事の用事で外出する間際、名刺入れを確認すると1枚も入ってなかった!なんてことありますよね。ありませんか、そうですか。でも私はよくあります。今回も可及的速やかに名刺を用意する必要があったのですが、ショップの印刷サービスを利用する時間がありませんでした。どうしようかあれこれ検索してみると、どうやら新宿駅西口に名刺の自動販売機があるとのこと。いろいろと不安はありましたが、背に腹は代えられぬということで利用してみました。
まずはJR新宿駅の西口(地下)の改札を出て、小田急方面に向かいます。階段とエレベーターのあいだにある、小さな通路です。
小田急線の改札方面からは、ここに入っていきます。
証明写真機と公衆電話のあいだが目的地。ちょっとわかりづらい。
これがウワサの名刺自動販売機。ちょっと時代を感じさせる作りです。
支払いは1000円札のみ。小銭には対応していません。
画面の上には、名刺のデザインサンプルがありました。
これがメインの画面。どう見てもWindowsです、本当にあ(以下略)。最後にある「飲酒中の御利用は途中で分からなくなる場合がございますので、御利用は御控え下さい」という注意書きが、ますます不安をつのらせます。
とりあえず1000円を投入。さらば、我がいとしの紙幣よ。また帰ってこいよ。
用意されているデザインは全部で24種類。このなかから、使いたいものをタッチして選択します。
今回はシンプルな横向きの「6型」を選びました。
いよいよ名刺の編集です。まずは役職を英字で記入します。なぜ英字?
つぎに、名前を入力します。日本語変換の仕様は、スマホに似ているかもしれません。カタカナや英数字にも対応しています。
続いて、名前をアルファベットで入力。
郵便番号を入力。郵便記号を使ったり、番号に漢数字を使うことも可能です。
住所の入力画面。前の郵便記号の設定画面で、「住所自動検索」を使うとちょっと便利。
電話番号の入力。表記についてはいろいろ選べます。
メールアドレスの入力画面。「com」じゃなくて、「.com」にしてほしかった。
入力内容の確認画面。修正が必要なければ、「印刷イメージ」をタッチ。
できあがりのイメージが表示されました。今回はこれでOK!ということで、「印刷スタート」をタッチします。
画面の左を見ると、名前をバランスよく入力する方法が書かれていました。なんだよ、早く言ってくれよ!
ちなみに、この自動販売機の営業時間は午前7時から午後11時45分までとのこと。夜に必要になった場合でも大丈夫ですね。
入力した内容をそのまま使って、さらに30枚追加で印刷できるとのこと。なお、1000円の追加料金がかかります。
印刷された名刺は、下の取り出し口にたまっていきます。扱いがちょっと雑じゃないですかね。
で、完成した名刺がコチラ。名刺は反っていますし、文字もカスレ気味ですが、急場しのぎとしてこれでなんとかなりそうです。よかった!
領収書も同じ紙で出力されます。名刺と間違って取引相手に渡すとエライことになるので、名刺入れに入れておくのはやめましょう。
品質はイマイチかもしれませんが、1000円で30枚なので仕方ありません。もろもろの機会を失うよりはいいという見方もあるでしょう。
ちなみにいま調べたら、最短1時間で名刺発行というサービスがありました。価格は100枚で3450円ですが、30枚あたりに換算すると1035円なので、それほど変わりませんね。むしろこっちのほうが仕上がりがキレイでいいカモ!
場所も同じ新宿駅西口(ただし徒歩8分)ですが、サービスの受付は平日17時、土日16時までとのこと。その時間を過ぎた場合は、自動販売機を利用することになりそうです。もっとも、普段から名刺の残り枚数に気をつけていれば、慌てなくてもすむんですけどね!