アマゾンのFire TV Stickは、スティック型のAndroidデバイスです。また同じスティック型のデバイスとしてグーグルからChromecastが発売されています。それぞれ似たような外観であるだけに、どちらを選べばいいのか気になるところ。
そこで今回は、Fire TV StickとChromecastのある部分に注目して、両モデルの違いを検証しました。
Chromecastの外観
まずはChromecastのほうから外観面を見てみましょう。全体的に白を基調としたデザインで、サラサラとしたマットな質感ということもあり、清潔感を感じさせます。
コピーも比較的シンプルですが、キャッチーなワードが使われています。
サイズは実測で幅122×奥行き122×高さ40mmと、比較的コンパクト。
スリムかつさわやかなデザインです。
Fire TV Stickの外観
Chromecastがブルーとホワイトのさわやかな組み合わせであるのに対し、Fire TV Stickではブラックとオレンジという力強い組み合わせが採用されています。
箱にさまざまなロゴがあることもからもわかるように、これでもかというほどの要素が盛り込まれています。このあたりは、グーグルとの思想の違いを感じる部分です。
サイズは実測で幅115×奥行き130×高さ45mmでした。サイズ感はChromecastとほぼ同じと言っていいでしょう。片手でもしっかりホールドできる大きさです。
厚みもChromecastとほぼ同じ。
両モデルを並べて比較
個々に見るとどちらも同じように感じるのですが、ふたつを並べてみると、けっこう異なる点が多いことに気が付きます。サイズについてはやはり、Fire TV Stickのほうが大きめです。
前述のとおり、要素に関してはChromecastのほうがだいぶスッキリしています。
高さもわずか5mmしか違わないのですが、並べてみるとだいぶ差があります。
Fire TV Stickの重量はChromecastの約78%
続いて、それぞれの重量を見てみましょう。まずFire TV Stickは非常に軽く、実測で81gしかありませんでした。
それに対してChromecastは、実測で104gもありました。単純計算で、Chromecastの重量はFire TV Stickの1.28倍です。
重量を比較するとChromecastのほうが重いのですが、Fire TV Stickが軽いのは素材のためで、質感の堅牢性に優れるChromecastがある程度重いのは仕方がないことだと思います。このあたりは好みのわかれるところでしょうから、各自で判断してください。
気になる中身は?
次に、それぞれの内部を検証してみましょう。まずはFire TV Stickからです。
Fire TV Stickは全体的に色合いがキツく、また素材についても安っぽさを感じます。実際に手に持って軽く叩いてみたところ、薄さを感じさせるベコベコした音でした。以降のシリーズでは、このあたりは改善していただきたいところですね。
一方のChromecastは、中身もさわやかです。
比較的硬い素材を用いていることもあり、確かな強度が確保されています。さらにユーザーガイドも用意するなど、心配りがうれしいですね。
ちなみにFire TV Stickでは、ロゴが配置されているだけでした。
素材の一部には、プラスチックも利用されています。
まとめ
ということで、今回はChromecastとFire TV Stickのある部分に注目してレビューをお届けしました。あくまでも筆者個人の感想ですが、総合的に見てChromecastのほうが質感に優れ、なおかつていねいに仕上げられている印象を受けます。
しかしながら、今回のレビュー内容が製品の優越を決めるわけではありません。さまざまな情報を検討した上で、自分に合ったモデルを選んでください。
こちらからは以上です