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東プレのREALFORCE 108UBKを購入しました

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本当にいまさらなんですが、東プレの静電容量無接点キーボード「REALFORCE 108UK」を購入しました。

 

名機「Illuminated Keyboard K740」からの卒業

これまでLogicoolの「Illuminated Keyboard K740」というキーボードを使っていたのですが、キーがかなりヘタってきてしまいまして。ついにEnterキーがなかなか反応しなくなってしまったので、買い換えたワケです。

 

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LogicoolのIlluminated Keyboard K740

 

 

 

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↑Enterキーを始めとするキーが、ガッタガタになってしまいました

 

K740を使い始めたのが2013年の6月からですので、およそ2年半使っていたことになります。まあ、よく持ったほうなのかな、と。余談ですが、このあいだ量販店でK740の展示機を叩いてみたら、自分が使っているものとあまりにも打鍵感が違いました。全体的にだいぶヘタっていたようです。

 

K740はとてもステキなキーボードで、個人的にはとても気に入っていました。実はK740の前モデルである「CZ-900」(ほぼ同型の型番違いモデル)から使っていたのです。厚さは9.3mmで非常に薄く、それでいてパンタグラフならではのサクサクとしたタイプ感があります。厚さ9.3mmなのに、キーストロークは3.2mmありますからね。タイプ音がとても静かで、バックライトもイイ感じでした。

 

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↑厚さ9.3mmで、非常にスリム。パームレストの感触もソフトで◯

 

ただ、やっぱり1年間でガタつくのは問題かなと。普通に使っているなら1年間で1000万回をオーバーすることもないのでしょうけれども、私の場合はキーボードを酷使する仕事ですので。そこで泣く泣くK740に別れを告げて、REALFORCE 108UBKに乗り換えたワケです。108UBKならキーストロークは3000万回保証ですので、3年程度は使えるかな、と。毎年キーボードを買い換えるのも、アリとい言っちゃアリなんですが。

 

 "レーザー印字"か、それとも"昇華印字"か

REALFORCEには細かなモデルがやたらあります。たとえばテンキーなしの「87」シリーズですとか、英字配列でテンキーありの「104」シリーズですとか。今回はとりあえずテンキー付きのフルキーボードである「108U」を選びました。テンキーはなくてもいいのですが、PINを入力するときに片手でデキるのが便利かなと思いまして。

 

で、この「108U」にはさらに細かなモデルがありまして、カラーがホワイトの「108UH」とブラックの「108UBK」、さらにキーの押下圧が異なるものとか、キートップの印字方法が異なるものとか、静音タイプのものとか……。ここからどれにするべきか、大いに悩むことになります。

 

押下圧に関しては実際に量販店で試してみて、「変荷重」タイプに決めました。これはキーの場所によって押下圧が30/45/55gに分かれているタイプです。30gで統一されたモデルと比べてみたのですが、30gでは私には軽すぎでした。K740の押下圧が55gだったから、というのもあります。

 

続いてキートップの印字方式について。108UBKには「レーザー印字」と「昇華方式」の2種類が用意されています。見やすいのは、ゴールドで印字されたレーザー方式です。一方の昇華方式は字を視認しづらいのですが、レーザー方式に比べて耐久性でまさる点が最大のメリット。字が目立たないので、デザイン的にもシンプルです。完全にタッチタイピングができるなら、昇華印字でも問題ないでしょう。

 

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↑レーザー印字のキートップ

 

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↑昇華印字のキートップ

 

私ははじめ昇華印字のモデルにしようと考えていたのですが、よく考えたら完全にタッチタイプをマスターしているわけではありませんでした。いわゆる「なんちゃってタッチタイパー」です。よく使う英数字や記号なら問題ないのですが、バックスラッシュ(\)などの記号がどこだったか、キートップで確認しないとわからないことがあります。 そのため、レーザー印字のタイプに決めました。タッチタイプを完璧にしなくちゃなー。

 

実物は意外とゴツかった

そんな感じでアマゾンでポチりまして、さっそく使ってみたわけですが、意外ときょう体が厚くて重い(1.4kg)のに驚きました。安定感があっていいのですが、これまで使っていたK740がスリム(9.3mm)で軽かった(1050g)ので、その違いが目に付くなーと。

 

 

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↑標準の状態では、最厚部で32mmでした

 

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↑スタンドを立てると、高さは50mm前後に

 

キーストロークはかなり深くて、入力しやすいです。パンタグラフから移行するとキー入力時にうまく運指できないのではないかと心配したのですが(パンタグラフよりも上下の運指が大きく、横の移動時に引っかかるかと思ったので)、とくに問題なく使えています。これは、K740のキーストロークが3.2mmあったからかもしれません。ノートPCの1~1.5mmのストロークに慣れていると、指の上下運動に違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。

 

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↑108UBKのキーストロークは約4mm

 

 

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ノートPCの浅いストロークに慣れていると、だいぶ深く感じるかもしれません

 

キートップはマットでサラサラとした感触なんですけど、さっそく油脂が染み付いてきているようです。そうなんです、油が多いんですよ、私(涙)。

 

キーの押下圧も、個人的にはピッタリ。少しEnterキー(30g)が軽いかなという気がしましたが、すぐに違和感は感じられなくなりました。底打ち感もなく指への反発が少ないので、いかにも指にやさしい感じがあります。

 

タイプ音が少し気になる……

タイプ感は全体期に極めて良好なのですが、ひとつだけ気になる点があります。それは、タイプ音の大きさ。K740は静音性が高く、タイプ音は「トトト……」という感じでした。しかし108UBKは、いわゆる「カチャカチャターン!」という感じです。メカニカルに比べれば圧倒的に音は小さいのですが、静かな場所ではタイプ音が気になりますね。

 

あと、個人的には「手首を浮かせて使うべし」というお触れにショックを受けました。

 

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↑同梱の注意書き。「手首を浮かせて操作」するべしと書かれています

 

K740ではパームレストに手首をべったり付けて使っていたので、手首を浮かせて使うのにちょっと抵抗があります。そもそもK740やCZ900を使い始めたのが、右手首の腱鞘炎が原因だったので……。

 

ただネットではREALFORCEで腱鞘炎が楽になったとか、手首が疲れにくくなったという報告を確認していますので、このとおりに使ってみようかなと考えています。そうなると、今度はイスや机も調整しなくちゃいけないんですよねー。こりゃ、イスと机も買い換えかしら……。

 

ということで、今回は試し打ちもかねてREALFORCE 108UBKを簡単にレビューしてみました。文字をやたら入力しまくる人や、ノートPCのキーボードに不満がある人にオススメですよー。