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PCMark 10は総合スコアではなくCustom Runに意味があるのではないか?

実は最近メインサイトのほうで、PCMark 10の結果を掲載するのをやめている。PCMark 10というのはPCのベンチマークソフトで、簡単に説明すると使っているPCが高性能なのかショボいのかを判断するためのものだ。IT系サイトのPCレビューを見ると、けっこうよく使っているように思える。

 

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なぜこの結果を掲載するのをやめたかというと、それだけ見ても意味がわからないからだ。でもちょっと前までは、わかりやすく加工した上で掲載していた。

 

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でもまあ、これでもわからないんだよね。なぜかって言うと、ほかの機種との比較や平均値とかがないから。スコアだけ見たってわかんねーよ、実際。

 

手元には何十台ぶんものベンチマーク結果があるんだけど、これを全部数値化するのは面倒だなと。なので、PCMark 10の結果を載せるのをやめたわけです。意味のないデータを載せても、リソースのムダということで。

 

あと、総合スコアで判断するのはちょっと危険だよなという想いもあるわけで。たとえばEssentialsのスコアがものすごく高くてDigital Contents Creationがものすごく低くても、最終的には数値が丸められてそこそこのスコアになっちゃう。それはそれで意味のあるスコアではあるんだけど、なにか特定の処理に極端に時間がかかるPCでも、総合的には普通のPCとして評価されるのはイヤだよなあと。

 

そんなことを考えながら、ふとCustom Run(有料版の機能?)を試してみたところ、おお、こっちのデータのほうがおもしろいということがわかりまして。

 

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EssentialsとかProductivityの詳細なスコアが出ているんだけど、こっちのほうがCPUやストレージ、グラフィックスの性能がわかりやすい。たとえばDigital Contents CreationのSave PNGPNG形式で書き出した時間なわけだけど、NVMeのSSDとHDDでは違いがハッキリと出ている。だから「この作業ではこっちのほうが優秀!」という判断がしやすいわけ。

 

総合スコアだと、全部ひっくるめたなんとなくの結果でしかなく、その数値を使っても「なんとなく高性能orショボい」という結論しか出せないので、評価が均一になってしまうわけでして。でも「アノ性能は低いけど、コノ性能はスゴイよ」としたほうが、PCの特徴を正しく評価しやすい。という想いもあって、最近Custom Runのスコアを記録するようにした。このモードだと総合スコアは出ないんだけど、そんなものには意義を感じないので、とくに問題ないです。いまのところ。

 

まあでも、この詳細スコアを使って性能を解説するには、やっぱり統計が必要なんだよね。全部エクセルで記録したりするの? うわ~面倒だなー。誰か保存したスコアをCSVとかDBにまとめてくれるようなソフトを作ってもらえませんかね。