気付いたら免許の更新期限が過ぎていた
先日、免許の住所変更を行なうために警察署へ行ったところ、「免許が失効しているので手続きできない」と言われました。そんなバカな!と思って確認してみたところ、確かに半月ほど経過していたのです。ガーン。
失効してから6ヵ月以内であれば、失効手続きを行なうことで免許を再取得できるとのこと。私が住んでいる埼玉県では、鴻巣市にある運転免許センターで手続きを行なわなければなりません。
あとで免許センターの人に聞いた話なのですが、免許の住所変更を行なわなかったばかりに更新のお知らせを伝えるハガキが届かず、期限を過ぎて失効してしまう人がかなり多いそうです。私もそのクチでした。引っ越したら、早めに住所変更手続きを行なうことをおすすめします。
執行手続きに必要なモノ
失効後6ヵ月以内であれば、申請書の提出と講習の受講によって免許を再取得できます。私の場合、必要なものは下記の通りでした。
- 本籍地記載の住民票(1部)……あらかじめ役所などで取得しておく(有料)
- 執行した運転免許証……必要な場合はコピーを撮っておく
- 住所を確認できる公的書類……健康保険証やパスポートなど
- 写真1枚……申請書に貼り付けるもので、免許用とは別のもの。縦3×横2.4cm
- 「更新のお知らせ」のハガキ……なくてもOK
- ボールペン……現地で借りられるが、記入する場面が多いのであったほうがよい
- 現金……申請になにかとお金が必要
なお、写真については免許センター内の証明写真ボックスで撮影できますが、1回800円とかなり高額でした。こんなことなら、自宅のプリンタで印刷してくればよかった。
必要な書類は、年齢や国籍、あるいは失効した理由によって変わってきます。各都道府県ごとに詳細な情報ページが用意されていますので、「(自分の住んでいる県) 失効手続き」で検索してみてください。ちなみに埼玉県民の方はコチラ↓
手続きにはけっこう時間がかかる
おそらく地域によって変わると思うのですが、埼玉県の場合は申請者がけっこう多く、待たされる場面がかなりありました。大まかな流れは以下のとおりです。
- 書類の確認
- 視力検査
- 講習区分の確認と受講料の支払い
- 講習の受講
- 写真撮影
- 交付手数料の支払い
- 免許取得
手続きには持参した書類のほかに、申請書が必要です。現地で入手したら、受付け開始されるまでに(埼玉県は13時開始)記入しておきましょう。書類は運転免許申請書のほかに、健康状態などについての質問票が2枚ありました。運転免許申請書には、申請手数料分の印紙が必要です。
ちなみに更新を忘れて失効したことを「うっかり失効」と呼ぶそうです。
3の「講習区分」とは、再取得にあたって受講する講習の種類です。過去の違反や事故によって「優良」と「一般」と「違反」の3種類に分類され、また講習の時間や手数料も異なります。
講習区分による手数料と講習時間の違い
講習区分 | 手数料 | 講習時間 |
---|---|---|
優良 | 600円 | 30分 |
一般 | 950円 | 60分 |
違反 | 1500円 | 120分 |
参考:運転免許証失効(有効期限切れ)時の手続 - 埼玉県警察
私の場合は「一般」だったのですが(どうして優良じゃないのかは聞かないでください……)、最終的に免許を手にしたのは16時でした。優良の人はもっと早いのでしょうけれども、違反の場合は17~18時になることもあるそうです。
ちなみに私が行った日は優良の人が1~2人程度で、あとはほとんど一般か違反でしたね。優良の人はそもそも失効しないんですよ、きっと。
あと、講習のときに居眠りするのは厳禁らしいです。試験を免除するための講習なので、居眠りしたらアウトなんだとか。一発退場かどうかまではわかりませんが、形だけでもマジメに受講したほうがよさそうです。
申請手数料は合計数千円以上かかることも
免許を再取得する際には、交付手数料がかかります。1種目の場合は2050円ですが、2種目以上の場合は追加分1種目につき200円加算されます。たとえば中型だけなら2050円ですが、中型と普通自動二輪の2種目なら2250円です。
今回かかった金額は、前述の申請手数料(1900円)と講習手数料(950円)、そして交付手数料(2050円)で合計4900円。講習区分が違反の人や、2種目以上ある人は5000円を超えるでしょう。
さらに私の場合は、住民票(200円)と申請用の写真(800円)の料金もかかっています。往復5時間もかかるので、交通費もバカになりません。なにより、丸1日潰れてしまう時間的な損失がかなり大きい。住所変更を早めに行なわなかったばかりに、大損してしまいました。
みなさんも、更新はお早めに。